犬山城は天守が現存する12城の一つで、その中でさらに国宝に指定されている貴重な4城のうちの一つです。
そんな犬山城は、愛知県犬山市の木曽川のほとり、小高い山の上にひっそりと佇んでいます。
“現存”なので勿論木造。特別大きくもなく派手でもないお城ですが、入母屋に望楼が乗った味のある独特の風貌は多くの人に愛され、
『行ってよかった!日本のお城』
では毎年トップ10入りする大人気のお城です。
人気の理由はやはり『現存』である事。
天守閣の年季の入った木目、木の手触りときしむ床、急な階段など、歴史を五感で感じることができるお城です。
また、天守望楼部の木造廻縁(まわりえん)からは360度の壮大な景色を見渡せます。手すりや床から伝わる木の感触、高所ならではの爽やかな風、眼前に広がる濃尾平野。
無理な納期や修正指示に廃れた心を優しく癒してくれる事でしょう。
犬山は江戸時代とほぼ同じ町割りのままの城と城下町が広がっている数少ない街で、城下町にある「城とまちミュージアム(犬山市文化史料館)」では、犬山の歴史や文化が展示されています。また、古い面影が残る城下町ならではの食べ歩き・飲み歩きを楽しみましょう。